ドイツ銀行のインフラプロバイダーを手掛けるスイスのトーラス社が北米に進出

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 暗号資産(仮想通貨)テクノロジープロバイダーのトーラスはバンクーバーに事務所を開設することを発表し、北米市場への進出する。

 Cryptonews.comに共有された記者発表によれば、金融機関がさらに暗号資産サービスをローンチすることを目指し、新事務所は北米での高まる関心に応じる。トーラスはドイツ銀行とサンタンデール銀行を含む顧客に暗号資産インフラサービスを提供している。

・トーラスはカナダに新事務所を開設

 今回のバンクーバーへの拡張は23年後半にロンドン、パリ、フランクフルト、ドバイでの事務所開設に続き、トーラスの現在進行中の海外成長の一部だ。この動向はデジタル資産界でトーラスの存在感を強め、現在、3大陸で8つの事務所を構えている。

 アンドリュー・マレディ氏が新バンクーバー事務所を率い、プロコア・テクノロジーズのような企業での勤務からインフラ管理、ビジネス工学、クラウド・コンピューティングの経験をもたらす。

 マレディ氏の専門知識は工学技術管理、アジャイル手法、クラウド・コンピューティングを含むと発表は示唆している。

 「北米はデジタル資産の革新に重要な機会を提示しており、私たちの世界と北米の顧客に仕えるために、バンクーバーで存在感を確立することを楽しみにしている」とマレディ氏は話した。
 
 「バンクーバー事務所を率いるためにアンドリューを迎えることをとてもうれしく思い、トーラスの管理とトークン化技術による市場を先導するソリューションを提供するために、地域の提携企業や顧客と協力することを楽しみにしている」とトーラスのCTO(最高技術責任者)ニコラス・ボンヴァン氏は話した。

・ドイツ銀行はMASのプロジェクト・ガーディアンに参加

 最近、ドイツ銀行はMAS(シンガポール金融管理局)の資産のトークン化に関するプロジェクト・ガーディアンへの参加を発表した。

 22年にローンチされ、プロジェクト・ガーディアンはMASと重要な市場プレーヤー間の協力を発展させることを目指し、ホールセールの資金調達市場と分散型金融(DeFi)アプリケーションでの資産のトークン化に焦点を当てている。

 ドイツ銀行は協力の一環として、トークン化されたデジタル資産の管理のために、オープンアーキテクチャと相互運用可能なブロックチェーンプラットフォームを査定する。さらに、同行はプロトコル基準を提案し、業界の進展を支援するため、最善の手法を特定する。

 (イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/deutsche-bank-infra-provider-taurus-expands-to-north-america.htm

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