ロビンフッドの第2四半期決算はミーム株の回復に支えられて大幅増益に
オンライン取引プラットフォームのロビンフッドが、好調な第2四半期利益を計上した。ミーム株の回復で収益は6億8200万ドルに達し、対前年比40%増となった。
ロビンフッドの収支報告によると、暗号資産(仮想通貨)取引ベースの収益が第2四半期に大幅に増加し、対前年比161%増、8100万ドルとなった。
これは取引量の増加によるもので、個人投資家の間で再び暗号資産への関心が生じていることを示している。
取引ベースの収益全体も成長しており、69%増、3億2700万ドルに達した。ロビンフッドは、様々な資産の個人向け取引における役割が拡大したと述べた。
ロビンフッドの共同創業者でCEO(最高経営責任者)のブラッド・テネフ氏は、「今四半期、顧客に最高の価値を提供するための絶え間ない前進と迅速な商品立ち上げを続けてきた」と述べた。
●ロビンフッドによる暗号資産取引所ビットスタンプ買収
ロビンフッドは、戦略的買収により市場での地位を強化していると述べた。同社は6月、広く国際的なプレゼンスを有する大手暗号資産取引所であるビットスタンプの買収に合意した。
収支報告書によると、この買収によって、EU(欧州連合)、英国、米国、アジアにおけるビットスタンプの50件の有効な認可と登録を活かし、ロビンフッドの能力とリーチが拡大したという。
また同社は、AI(人工知能)を活用した投資調査プラットフォームであるプルート・キャピタルも7月に買収した。ロビンフッドは、この買収は提供サービスを拡大し技術インフラを向上させるという目標に沿ったものだと述べた。
ロビンフッドは5月、5.7-6.75%の業界トップの証拠金金利を開始した。これにより証拠金残高は20%超増加し、第2四半期末までに2年ぶりに50億ドルに達した。
ロビンフッドは、株主に対し積極的に価値を還元していると述べた。同社の取締役会は5月に10億ドルの自社株買いプログラムを承認し、同プログラムは7月に開始した。同社は今後2-3年間でこのプログラムを実行する予定で、今後の成長と株主還元の約束への自信を示した。
ロビンフッドは6日、取引執行上の問題で時間外取引サービスの一時停止を発表した。同社はこの決定の原因として、ロビンフッドに代わって24時間取引を処理するサードパーティ企業であるブルー・オーシャンATSにおける問題を挙げた。
(イメージ写真提供:123RF)
This story originally appeared on cryptonews.com.
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